SALONE 2007 (aka リストランテ・シチリアーノ)
2008年 01月 15日
悲しいお知らせ。
前回の一時帰国時に悶絶し、ここでも熱く語りまくった銀座のシチリアーノが移転(&値上げ)しちゃいました。それもすっごい遠くに!
"すっごい遠く"というのはオーバーで、実はnawow実家には全然近くなったのですが~、
やっぱり都内の友人達は気軽に誘いにくい場所。
そこは・・・・・・
横浜中華街。
全然遠くないすかね?
とにかく行かなくちゃ!ということで12月のある夜、横浜市民の友をいざなって突撃してきました!
みなとみらい線の元町中華街駅から徒歩2分、本町通りから1本中華街側に入った狭い道に
突如オサレ~な空間が出現。
席数はテーブルが5-6個+カウンター。
めちゃくちゃ広くはないですが、シチリアーノよりはずっと広々として立派なレストラン然としてます。
だって壁側はソファ席ですよ!w
でも銀座の雑居ビル的アンビアンスが気に入っていたのは私だけ?
こちらもシチリアーノと同様コース(月変わり)のみですが、「デザート・コーヒー含まず¥5000」から
「料理7品&デザートorチーズ&コーヒーで¥10000」に変更あり。
いつものように藤巻さんが丁寧に1品1品お料理を説明してくれて、それに合うワインをグラスで出してくれることに。
ヤッター!"1皿1ワイン"がやりたかったので超嬉しい!(でも後からだんだん心配になってきたのだが。。。それはのちほど)
ちなみに料理名が完璧↓なのはプリントしたメニューを頂けるから!w
ワインに関してはnawowメモ&記憶なので内容に事実と異なる記載があったらスミマセン。
1皿目"茄子のスフォルマティーノ マリネした雲丹のソース"
茄子のピュレのプリン的なもの。上にのっているのは茄子の皮を揚げたものなのですが、この皮がモロにかおるのよ~、茄子香?が。
ちょっと青い香りがプリンと雲丹のクリーミーさを引き立ててます。このあとにも期待が高まります。
ワインはフランチャコルタ。ネッビオーロのロゼ♪
ベリー系の果実が甘く濃厚に香るのに、口に含むと意外にも爽やかで男性的な印象。
大人のデートにぴったりdeath!・・・って全然デートじゃなかったですけど!w
2皿目"佐島港のサザエのインパナータ パンテレッリア島のドライトマト風味"
シチリアのトマトペーストを塗ってパン粉をまぶしたサザエ。下にはにんにくとアンチョビ風味のソースが隠れています。あと4,5切れ欲しいなあ。。。
ワインはピガートという品種で造られたこちら。
ピガートはヴェルメンティーノと同じ遺伝子の品種なんですって~。
硬めの香りでミネラルと柑橘系の果物の皮のイメージでした。non filtreなので濁ってます。
漠然とですが"春のイタリア"って感じだなあ~と思いました。
3皿目"地魚の蒸し物 オレンジの香り"
ウマーイ!
カジカ、ハマグリ、タコ、赤海老、ポワロ葱。これらを水を1滴も使わずに蒸してあるのだそう。そのせいか身は柔らかでジューシィ、甘い甘い!
オレンジの風味の秘密は、特別なオリーブオイル。オリーブの実と一緒にオレンジを圧搾して油を絞るんだって~。
このスープ美味しいよー。やっぱ魚は日本だなー(独り言)
意外にもこの一皿には白じゃなくて赤を出して下さいました。
OCCHIPINTI 2005
ラベルにもある"イル フラッパート"という土着品種100%。普通はネロダヴォラに混ぜることが多いそうですが。
・・・・おお、なんとこれピノっぽいですよ!梅干、もとい、プラムの香り&きれいなタンニン。
確かに魚介にぴったりなフルーティさ。良い、良い♪
ただこれ、グラスで1杯飲むのがベストかも?シチリアなのに12.5%、線の細さは否めない。ボトルだと1本飲み終わる頃にはへたれちゃってるかもしれないなあ、なんて生意気にも思ってみたり。
ちなみにこのワイン、26歳の女性がつくっているそうです。カッコイイなあ。
4皿目"茨城産エトフェ鳩のパテと花とフルーツのインサラータ"
血を肉に極力残すように絞めるやり方で絞めた鳩の骨以外の全ての肉をパテにしてあるの。
イコール、野性味溢れるお味ってことね。決して臭くはありません。レバーが食べられる人なら大好きでしょう。柿、りんご、食用菊のサラダが食感と酸味を添えてます。
ワインはフリウリ(!)の白、Dario Princic Bianco 2005
このワイン、レアらしいですよ。
というのも飲食業もやっているインポーターさんがあまりに美味しいので自分のとこで主に出すために輸入し、昨日通関したばかり、というシロモノ。イタリア以外では日本にしか入ってないそうです。
気に入っても売ってないんですね・・・
見にくいですが濁り具合がお分かり頂けますか?SO2ゼロなので。
グラスを顔に近づけると、神咲雫風に言えば「お花畑~!」です(笑)。濁った色からは想像できないほどのあまやかな香り。友人Oさんは「香水みたい」とも。それくらいのボリューム感です。
それなのに味わいは「超」がつくほどドライなの!次の料理、フリット↓にめちゃくちゃ合いました。
買えるものなら買って帰りたいくらいインパクト大なワインだわ。
5皿目"季節の野菜のフリット 赤海老のソース"
有機野菜をセモリナ粉で揚げたフリット。軽い軽い♪
ソースは赤海老の頭=ソースアメリケーヌのイタリアン版、てとこかな?
とにかく野菜の美味しさがシンプルに味わえました。
これに↑のお花畑ワインを合わせると~、気分は
「初夏のシチリア島に停泊中のクルーザーの上で食べるランチ」でした!w
6皿目"天然真鴨のローストで和えた全粒粉のビゴリ"
鴨をローストした時の肉汁&骨でダシを取り、胸肉とモモ肉で和えた濃厚なパスタ。
上に乗っているペコリーノ(シチリアの山羊のチーズ)のコクとあいまってサスガ!の一品☆
ヘタなとこで食べると鴨ってしつこくて参っちゃうけどコレはお代わりしたくなるくらい。
・・・とここでやっと気付く。
あれ、コースにパスタが入ってるということは・・・・あのポモドーロは?
聞いてみると「SALONEを始めるにあたり、一つ私達が決めたのは"シチリアーノで出していた料理は二度と出さない"ということなんです」ですと!orz
そっかぁ・・・そうなんだ・・・あの味が忘れらなかったんだけどな・・・今日もおいしそうなフォッカッチャにも手をつけずにここまできたんだけどな・・・やむなし。
気を取り直して、ワインはサングイネートという造り手の
Vino Nobile di Montepulciano Riserva 2001
あ~、これ好きだ~
なんていうの、赤ワインの表現としては違うのかもしれないけどノドが涼やかになりつつスーっと落ちていくの、ワインが。尖ったところは一切ない。
Riserva(2年以上熟成)だし、やはり古い大樽熟成だそうで、納得の熟成感。
こういうのを上手く熟成したビオの赤、って言うんだろうな!
7皿目"仔牛フィレのロースト ローズマリー風味 玉ねぎのソットアチェート添え"
月齢の若い仔牛のヒレ肉をソテーして、エシャロットと生のローズマリーの上に乗せ、玉ねぎの赤ワインビネガー煮がかけてあります。ソースはアンチョビ風味。読んだだけで美味しさ伝わるでしょ?
まずいわけがない!(なぜかキレ気味)
ワインはこちら。
トレントィーノ・アルトアディジェのPinot Nero "Dalzocchio" Riserva 2003 Dalzocchio Elisabetta
うはは、私がボトルに写り込んでる。失礼しました。
最後に来ました、ピノネロですよ。ピノノワールですよ。
しかしそこはイタリア、色はブルピノと比べると濃い濃い。
うわ~、やっぱり華やかな品種だなあ、ピノは。
熟した果実のふくよかさとなめらかなタンニンが・・・うますぎる!そりゃー複雑かっていうとどっちかっていうと分かりやすく美味しいワインだけど、いいんです。美味しいから。
このラベル、確かに見覚えがあるんですが私いつどこで誰と飲んだんでしょう?!
誰か覚えてたら教えて~気になる~
あとでネットで調べたら、ここはすごく小さいワイナリーでエリザベッタ女史が一人でやってるんだって。圧搾は彼女が足で踏んでるらしいよ(笑)。↑↑↑のOCCHIPINTIといい、イタリアは女性がワイン造りの現場にかかわってるんですねえー。
ここでコースメニューはデザートを残し終了。
でも藤巻さんが「まだお腹に余裕があれば、リゾットも出来ますよ」と。もちろん頂きます!
宮城産イチボ牛の脂のリゾット サフラン風味
うはは、これも美味しいなあ。脂は落ちてカリカリになった肉片と肉汁のダシがリゾットをただのリゾットじゃなくしてますた。これで30g。もっと食べればよかった・・・
お料理は全て完食し、全てのワインを写真に収め、味わっては感涙にむせんでいる私(嘘です)を不憫に思ったのか、藤巻さんから1杯サービスで頂きました。
・・・・でも、これ、すっごいレアらしいんですよ!
藤巻さんに「どうかこれだけはブログに載せないで下さい」と言われたので、涙を飲んで掲載NGとします。思わせぶりですみません
モノは○○の××種パッシートだったんですが。。。。一言で言うと"陶然"としました。じゅる。
さて、デザートorチーズのはずが、少量ずつ両方盛りしてくれました。
<サルバというロンバルディアのチーズ>
牛ですが山羊っぽいと思ったー。セミハードっていうのかしら?モソモソ系。ほんのり苦くてワインに合うよ。
添えてあるのは栗の花のはちみつ&ピノのレーズン(!)
<クレープシュゼット風ミルフィーユ マスカルポーネのアイス添え>
美味しいと思いました・・・ってなんちゅう感想じゃっ
ここで前述の「陶然ワイン」も空いてしまいましたので、最後にもう一つ赤をもらいました。
これまたブレンド用の土着品種(名前忘れました~)100%。
ボルドーっぽいというか果実味濃厚で凝縮した味わいなんだけどタンニンはなめらか、という
いわゆる"イタリアっぽい赤"と聞いて10人中7人が思い浮かべるんじゃないかと思われるようなワインです☆・・っていいのか、こんなコメントで・・・汗
ダブルエスプレッソ&マカロン
はぁ。美味しかった。
食後の満足感はシチリアーノ並みに高いです。
お料理は文句なく美味しいし、ワイン好きならなおさら。
個人的にはポモドーロがなくなったのはマイナスポイント・・・
コース価格のアップはお店の高級感で相殺されるかな。
ただ、やっぱりゴハンやさんってアクセスしやすさも大事ですよね?
特に都会で働く女性にとっての使い勝手は遅くまでやってた銀座とLO21時の横浜では比べ物にならないかと。
横浜近辺に住む人にとっては毎月行きたいありがたい店。
平日は19時台になんて上がれないわよ!っていう都内在住者にとってはたまの土曜日に
楽しみに予約していくお店、になっていくんでしょうね。それもいいよね。横浜は観光地だし!
もちろん移転してヨカッタこともあって、何より予約がとりやすくなった!
12月の平日でしたが、私達ともう1組だけだったの。これが前述の心配になったことなんだけど、
そのもう1組はボトルでワインを1本頼んでいたので、藤巻さんてば私達2人のために8本も
ワイン開けてくれちゃったんです。
・・・余ったワインどうするの?心配だ~┐('~`;)┌
11月にオープンしたばかりだったのでまだすいてたのかも。きっとこれからクチコミやマスコミで
シチリアーノ並みの予約困難店になっていくのでしょうきっと。それはそれで嬉しいような困るような?
anywayシチリアーノが好きだった人ならわざわざ行く価値はあると思いますYO!
SALONE 2007
横浜市中区山下町82-3 シタラビル1F
TEL 045-651-0113
18~21 LO 日曜休
ちなみに店名は"にせんなな"じゃなくて"ドゥエミッレセッテ"ということでよろしく!
前回の一時帰国時に悶絶し、ここでも熱く語りまくった銀座のシチリアーノが移転(&値上げ)しちゃいました。それもすっごい遠くに!
"すっごい遠く"というのはオーバーで、実はnawow実家には全然近くなったのですが~、
やっぱり都内の友人達は気軽に誘いにくい場所。
そこは・・・・・・
横浜中華街。
全然遠くないすかね?
とにかく行かなくちゃ!ということで12月のある夜、横浜市民の友をいざなって突撃してきました!
みなとみらい線の元町中華街駅から徒歩2分、本町通りから1本中華街側に入った狭い道に
突如オサレ~な空間が出現。
席数はテーブルが5-6個+カウンター。
めちゃくちゃ広くはないですが、シチリアーノよりはずっと広々として立派なレストラン然としてます。
だって壁側はソファ席ですよ!w
でも銀座の雑居ビル的アンビアンスが気に入っていたのは私だけ?
こちらもシチリアーノと同様コース(月変わり)のみですが、「デザート・コーヒー含まず¥5000」から
「料理7品&デザートorチーズ&コーヒーで¥10000」に変更あり。
いつものように藤巻さんが丁寧に1品1品お料理を説明してくれて、それに合うワインをグラスで出してくれることに。
ヤッター!"1皿1ワイン"がやりたかったので超嬉しい!(でも後からだんだん心配になってきたのだが。。。それはのちほど)
ちなみに料理名が完璧↓なのはプリントしたメニューを頂けるから!w
ワインに関してはnawowメモ&記憶なので内容に事実と異なる記載があったらスミマセン。
1皿目"茄子のスフォルマティーノ マリネした雲丹のソース"
茄子のピュレのプリン的なもの。上にのっているのは茄子の皮を揚げたものなのですが、この皮がモロにかおるのよ~、茄子香?が。
ちょっと青い香りがプリンと雲丹のクリーミーさを引き立ててます。このあとにも期待が高まります。
ワインはフランチャコルタ。ネッビオーロのロゼ♪
ベリー系の果実が甘く濃厚に香るのに、口に含むと意外にも爽やかで男性的な印象。
大人のデートにぴったりdeath!・・・って全然デートじゃなかったですけど!w
2皿目"佐島港のサザエのインパナータ パンテレッリア島のドライトマト風味"
シチリアのトマトペーストを塗ってパン粉をまぶしたサザエ。下にはにんにくとアンチョビ風味のソースが隠れています。あと4,5切れ欲しいなあ。。。
ワインはピガートという品種で造られたこちら。
ピガートはヴェルメンティーノと同じ遺伝子の品種なんですって~。
硬めの香りでミネラルと柑橘系の果物の皮のイメージでした。non filtreなので濁ってます。
漠然とですが"春のイタリア"って感じだなあ~と思いました。
3皿目"地魚の蒸し物 オレンジの香り"
ウマーイ!
カジカ、ハマグリ、タコ、赤海老、ポワロ葱。これらを水を1滴も使わずに蒸してあるのだそう。そのせいか身は柔らかでジューシィ、甘い甘い!
オレンジの風味の秘密は、特別なオリーブオイル。オリーブの実と一緒にオレンジを圧搾して油を絞るんだって~。
このスープ美味しいよー。やっぱ魚は日本だなー(独り言)
意外にもこの一皿には白じゃなくて赤を出して下さいました。
OCCHIPINTI 2005
ラベルにもある"イル フラッパート"という土着品種100%。普通はネロダヴォラに混ぜることが多いそうですが。
・・・・おお、なんとこれピノっぽいですよ!梅干、もとい、プラムの香り&きれいなタンニン。
確かに魚介にぴったりなフルーティさ。良い、良い♪
ただこれ、グラスで1杯飲むのがベストかも?シチリアなのに12.5%、線の細さは否めない。ボトルだと1本飲み終わる頃にはへたれちゃってるかもしれないなあ、なんて生意気にも思ってみたり。
ちなみにこのワイン、26歳の女性がつくっているそうです。カッコイイなあ。
4皿目"茨城産エトフェ鳩のパテと花とフルーツのインサラータ"
血を肉に極力残すように絞めるやり方で絞めた鳩の骨以外の全ての肉をパテにしてあるの。
イコール、野性味溢れるお味ってことね。決して臭くはありません。レバーが食べられる人なら大好きでしょう。柿、りんご、食用菊のサラダが食感と酸味を添えてます。
ワインはフリウリ(!)の白、Dario Princic Bianco 2005
このワイン、レアらしいですよ。
というのも飲食業もやっているインポーターさんがあまりに美味しいので自分のとこで主に出すために輸入し、昨日通関したばかり、というシロモノ。イタリア以外では日本にしか入ってないそうです。
気に入っても売ってないんですね・・・
見にくいですが濁り具合がお分かり頂けますか?SO2ゼロなので。
グラスを顔に近づけると、神咲雫風に言えば「お花畑~!」です(笑)。濁った色からは想像できないほどのあまやかな香り。友人Oさんは「香水みたい」とも。それくらいのボリューム感です。
それなのに味わいは「超」がつくほどドライなの!次の料理、フリット↓にめちゃくちゃ合いました。
買えるものなら買って帰りたいくらいインパクト大なワインだわ。
5皿目"季節の野菜のフリット 赤海老のソース"
有機野菜をセモリナ粉で揚げたフリット。軽い軽い♪
ソースは赤海老の頭=ソースアメリケーヌのイタリアン版、てとこかな?
とにかく野菜の美味しさがシンプルに味わえました。
これに↑のお花畑ワインを合わせると~、気分は
「初夏のシチリア島に停泊中のクルーザーの上で食べるランチ」でした!w
6皿目"天然真鴨のローストで和えた全粒粉のビゴリ"
鴨をローストした時の肉汁&骨でダシを取り、胸肉とモモ肉で和えた濃厚なパスタ。
上に乗っているペコリーノ(シチリアの山羊のチーズ)のコクとあいまってサスガ!の一品☆
ヘタなとこで食べると鴨ってしつこくて参っちゃうけどコレはお代わりしたくなるくらい。
・・・とここでやっと気付く。
あれ、コースにパスタが入ってるということは・・・・あのポモドーロは?
聞いてみると「SALONEを始めるにあたり、一つ私達が決めたのは"シチリアーノで出していた料理は二度と出さない"ということなんです」ですと!orz
そっかぁ・・・そうなんだ・・・あの味が忘れらなかったんだけどな・・・今日もおいしそうなフォッカッチャにも手をつけずにここまできたんだけどな・・・やむなし。
気を取り直して、ワインはサングイネートという造り手の
Vino Nobile di Montepulciano Riserva 2001
あ~、これ好きだ~
なんていうの、赤ワインの表現としては違うのかもしれないけどノドが涼やかになりつつスーっと落ちていくの、ワインが。尖ったところは一切ない。
Riserva(2年以上熟成)だし、やはり古い大樽熟成だそうで、納得の熟成感。
こういうのを上手く熟成したビオの赤、って言うんだろうな!
7皿目"仔牛フィレのロースト ローズマリー風味 玉ねぎのソットアチェート添え"
月齢の若い仔牛のヒレ肉をソテーして、エシャロットと生のローズマリーの上に乗せ、玉ねぎの赤ワインビネガー煮がかけてあります。ソースはアンチョビ風味。読んだだけで美味しさ伝わるでしょ?
まずいわけがない!(なぜかキレ気味)
ワインはこちら。
トレントィーノ・アルトアディジェのPinot Nero "Dalzocchio" Riserva 2003 Dalzocchio Elisabetta
うはは、私がボトルに写り込んでる。失礼しました。
最後に来ました、ピノネロですよ。ピノノワールですよ。
しかしそこはイタリア、色はブルピノと比べると濃い濃い。
うわ~、やっぱり華やかな品種だなあ、ピノは。
熟した果実のふくよかさとなめらかなタンニンが・・・うますぎる!そりゃー複雑かっていうとどっちかっていうと分かりやすく美味しいワインだけど、いいんです。美味しいから。
このラベル、確かに見覚えがあるんですが私いつどこで誰と飲んだんでしょう?!
誰か覚えてたら教えて~気になる~
あとでネットで調べたら、ここはすごく小さいワイナリーでエリザベッタ女史が一人でやってるんだって。圧搾は彼女が足で踏んでるらしいよ(笑)。↑↑↑のOCCHIPINTIといい、イタリアは女性がワイン造りの現場にかかわってるんですねえー。
ここでコースメニューはデザートを残し終了。
でも藤巻さんが「まだお腹に余裕があれば、リゾットも出来ますよ」と。もちろん頂きます!
宮城産イチボ牛の脂のリゾット サフラン風味
うはは、これも美味しいなあ。脂は落ちてカリカリになった肉片と肉汁のダシがリゾットをただのリゾットじゃなくしてますた。これで30g。もっと食べればよかった・・・
お料理は全て完食し、全てのワインを写真に収め、味わっては感涙にむせんでいる私(嘘です)を不憫に思ったのか、藤巻さんから1杯サービスで頂きました。
・・・・でも、これ、すっごいレアらしいんですよ!
藤巻さんに「どうかこれだけはブログに載せないで下さい」と言われたので、涙を飲んで掲載NGとします。思わせぶりですみません
モノは○○の××種パッシートだったんですが。。。。一言で言うと"陶然"としました。じゅる。
さて、デザートorチーズのはずが、少量ずつ両方盛りしてくれました。
<サルバというロンバルディアのチーズ>
牛ですが山羊っぽいと思ったー。セミハードっていうのかしら?モソモソ系。ほんのり苦くてワインに合うよ。
添えてあるのは栗の花のはちみつ&ピノのレーズン(!)
<クレープシュゼット風ミルフィーユ マスカルポーネのアイス添え>
美味しいと思いました・・・ってなんちゅう感想じゃっ
ここで前述の「陶然ワイン」も空いてしまいましたので、最後にもう一つ赤をもらいました。
これまたブレンド用の土着品種(名前忘れました~)100%。
ボルドーっぽいというか果実味濃厚で凝縮した味わいなんだけどタンニンはなめらか、という
いわゆる"イタリアっぽい赤"と聞いて10人中7人が思い浮かべるんじゃないかと思われるようなワインです☆・・っていいのか、こんなコメントで・・・汗
ダブルエスプレッソ&マカロン
はぁ。美味しかった。
食後の満足感はシチリアーノ並みに高いです。
お料理は文句なく美味しいし、ワイン好きならなおさら。
個人的にはポモドーロがなくなったのはマイナスポイント・・・
コース価格のアップはお店の高級感で相殺されるかな。
ただ、やっぱりゴハンやさんってアクセスしやすさも大事ですよね?
特に都会で働く女性にとっての使い勝手は遅くまでやってた銀座とLO21時の横浜では比べ物にならないかと。
横浜近辺に住む人にとっては毎月行きたいありがたい店。
平日は19時台になんて上がれないわよ!っていう都内在住者にとってはたまの土曜日に
楽しみに予約していくお店、になっていくんでしょうね。それもいいよね。横浜は観光地だし!
もちろん移転してヨカッタこともあって、何より予約がとりやすくなった!
12月の平日でしたが、私達ともう1組だけだったの。これが前述の心配になったことなんだけど、
そのもう1組はボトルでワインを1本頼んでいたので、藤巻さんてば私達2人のために8本も
ワイン開けてくれちゃったんです。
・・・余ったワインどうするの?心配だ~┐('~`;)┌
11月にオープンしたばかりだったのでまだすいてたのかも。きっとこれからクチコミやマスコミで
シチリアーノ並みの予約困難店になっていくのでしょうきっと。それはそれで嬉しいような困るような?
anywayシチリアーノが好きだった人ならわざわざ行く価値はあると思いますYO!
SALONE 2007
横浜市中区山下町82-3 シタラビル1F
TEL 045-651-0113
18~21 LO 日曜休
ちなみに店名は"にせんなな"じゃなくて"ドゥエミッレセッテ"ということでよろしく!
by nawow_flamenca
| 2008-01-15 01:21
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