Portugal 旅行 ⑥ ポートワイナリー探検
2008年 05月 07日
ドウロ川にかかるメインの橋、ドン・ルイス1世橋(歩いて渡れます)
渡るといきなりワイナリーのサインボードがお出迎え
ポートワインの場合、ぶどうの栽培~樽熟成の途中までは川の上流部で行い、その後ここ河口部(温度変化少・高湿度=長期熟成に最適)に運びます。ここはさらに熟成させ出荷するための場所なのでワイナリーとはいえこじんまりしたものです。
さっき行ったボルサ宮での説明の中で、初代かつ何回も再選されたポルト商工会議所長がCALEM家の人だと聞いたので、CALEMに行ってみることに。
Walk-inで全然OK。英語ツアーは10分後と。ガイドツアー&試飲で1人2€
ここは入れないエリア。クリーンルームかなあ
ツアースタート
ちゃくちゃくと熟成中
美味しいTAWNYになってね~
キュートなガイドさん。ポートワインへの愛情を感じました
【ポートワインとは】
ドウロ川上流の法定栽培地域で造られたぶどうを発酵させ、その途中で77度のブランデーを加えることで強制的に発酵を止めて作る酒精強化ワイン。
発酵が途中で止まる=ワイン中にぶどう果汁中の糖分が残っている=甘味が残る
黒ぶどうから作るRUBY、白ぶどうから作るWHITE、ブレンドのTAWNYの3種があり、さらにスペシャルポルトとして
・Vintage Port・・・単一優秀年のぶどうで作る高級品、飲み頃を迎えるまでに数十年(!)瓶内熟成
・Late Bottled Vintage Port・・・↑ほどじゃないが良い単一年、Vintageの簡略版
・Colheita・・・単一年のブレンドポルト
ナドがあります。
お待ちかねの試飲☆
アイテムはこちら
左:Tawny 5years 右:White Midium Dry
まずはWhiteから。
少し冷やし目でサーブされているせいか、スッキリした甘さ。かりんや熟したりんごの香りにもちろんアルコールのボリュームも感じます(Alc.20%)。アタックはボリューミィなんだけどアフターはドライ感もあり。全然イケる。食前酒にもよさそう。トニックで割ってライム入れてみたらどうだろう?邪道?
Tawny。
わお、ブランデーのような芳醇な香り!甘みというよりぶどうの存在感がせまってくるかんじ。食後に1杯、ブルーチーズと一緒に・・・となから全然アリ!
普通のTAWNYより上質なものが欲しかったので、ここでは1994ビンテージのColheitaを1本を購入。27€くらいだったかな?
CALEMは堪能しましたがもう1つくらい行ってみたいので山の方へ坂を上ってみるとTAYLOR'S発見
聞いてみると、ガイドツアーは終わっちゃったけど試飲はさせてくれるって。無料で♪
テイスティングルーム
左:CHIP DRY(WHITE) 右:FIRST ESTATE(TAWNY)
おっ、こっちのWhiteはCALEMのよりもさらにドライです。酸こそないけれど引き締まった口当たりと上品な甘さはより私好み。お買い上げ~ 10€くらいだったかな。安い!
逆にTawnyはCALEMよりもずっとどっしりした印象。ちょっと薬草のような香りもして、なかなか個性的☆
こちらのワイナリーは丘の上にあるせいか、敷地内に緑が豊かで気持ちいい!
時間がなくて(試飲に忙しく)探検しなかったけど、レストランとかあるのかしら?
ちなみにポートワインのワイナリーに"TAYLOR'S""SANDEMAN""GRAHAM'S"などなど英語の名前が多いのには歴史的な理由があります。
17世紀にフランスとの戦争で大好きなボルドーワインの供給を断たれてしまったイギリスの貿易商達は芳醇なポルトガルワインに目をつけてフランス・ドイツよりも低い課税率でポルトガルを優遇したため、それ以降イギリスの資本がポルトガルに入ってきたんだって。
それでポルトガルからイギリスまで運ぶ航海輸送に耐えられるようにブランデーを加えて「酒精強化」したことがきっかけで今のポートワインが誕生したということらしく。
これまでポートワインって試験対策でちらっと飲んだだけでほぼ無縁だったけど、
むしろ「甘いんでしょ~」なんて敬遠してたけど、
少しかじってみるとやはりいいものだなあと魅力に開眼。飲まず嫌いは良くないですね!お土産もゲットしたことだし、シンガで飲むのが楽しみです。
ボトル2本で重くなった袋を抱えて一旦ホテルに戻ったら、ポルトでのディナーに出発です!
渡るといきなりワイナリーのサインボードがお出迎え
ポートワインの場合、ぶどうの栽培~樽熟成の途中までは川の上流部で行い、その後ここ河口部(温度変化少・高湿度=長期熟成に最適)に運びます。ここはさらに熟成させ出荷するための場所なのでワイナリーとはいえこじんまりしたものです。
さっき行ったボルサ宮での説明の中で、初代かつ何回も再選されたポルト商工会議所長がCALEM家の人だと聞いたので、CALEMに行ってみることに。
Walk-inで全然OK。英語ツアーは10分後と。ガイドツアー&試飲で1人2€
ここは入れないエリア。クリーンルームかなあ
ツアースタート
ちゃくちゃくと熟成中
美味しいTAWNYになってね~
キュートなガイドさん。ポートワインへの愛情を感じました
【ポートワインとは】
ドウロ川上流の法定栽培地域で造られたぶどうを発酵させ、その途中で77度のブランデーを加えることで強制的に発酵を止めて作る酒精強化ワイン。
発酵が途中で止まる=ワイン中にぶどう果汁中の糖分が残っている=甘味が残る
黒ぶどうから作るRUBY、白ぶどうから作るWHITE、ブレンドのTAWNYの3種があり、さらにスペシャルポルトとして
・Vintage Port・・・単一優秀年のぶどうで作る高級品、飲み頃を迎えるまでに数十年(!)瓶内熟成
・Late Bottled Vintage Port・・・↑ほどじゃないが良い単一年、Vintageの簡略版
・Colheita・・・単一年のブレンドポルト
ナドがあります。
お待ちかねの試飲☆
アイテムはこちら
左:Tawny 5years 右:White Midium Dry
まずはWhiteから。
少し冷やし目でサーブされているせいか、スッキリした甘さ。かりんや熟したりんごの香りにもちろんアルコールのボリュームも感じます(Alc.20%)。アタックはボリューミィなんだけどアフターはドライ感もあり。全然イケる。食前酒にもよさそう。トニックで割ってライム入れてみたらどうだろう?邪道?
Tawny。
わお、ブランデーのような芳醇な香り!甘みというよりぶどうの存在感がせまってくるかんじ。食後に1杯、ブルーチーズと一緒に・・・となから全然アリ!
普通のTAWNYより上質なものが欲しかったので、ここでは1994ビンテージのColheitaを1本を購入。27€くらいだったかな?
CALEMは堪能しましたがもう1つくらい行ってみたいので山の方へ坂を上ってみるとTAYLOR'S発見
聞いてみると、ガイドツアーは終わっちゃったけど試飲はさせてくれるって。無料で♪
テイスティングルーム
左:CHIP DRY(WHITE) 右:FIRST ESTATE(TAWNY)
おっ、こっちのWhiteはCALEMのよりもさらにドライです。酸こそないけれど引き締まった口当たりと上品な甘さはより私好み。お買い上げ~ 10€くらいだったかな。安い!
逆にTawnyはCALEMよりもずっとどっしりした印象。ちょっと薬草のような香りもして、なかなか個性的☆
こちらのワイナリーは丘の上にあるせいか、敷地内に緑が豊かで気持ちいい!
時間がなくて(試飲に忙しく)探検しなかったけど、レストランとかあるのかしら?
ちなみにポートワインのワイナリーに"TAYLOR'S""SANDEMAN""GRAHAM'S"などなど英語の名前が多いのには歴史的な理由があります。
17世紀にフランスとの戦争で大好きなボルドーワインの供給を断たれてしまったイギリスの貿易商達は芳醇なポルトガルワインに目をつけてフランス・ドイツよりも低い課税率でポルトガルを優遇したため、それ以降イギリスの資本がポルトガルに入ってきたんだって。
それでポルトガルからイギリスまで運ぶ航海輸送に耐えられるようにブランデーを加えて「酒精強化」したことがきっかけで今のポートワインが誕生したということらしく。
これまでポートワインって試験対策でちらっと飲んだだけでほぼ無縁だったけど、
むしろ「甘いんでしょ~」なんて敬遠してたけど、
少しかじってみるとやはりいいものだなあと魅力に開眼。飲まず嫌いは良くないですね!お土産もゲットしたことだし、シンガで飲むのが楽しみです。
ボトル2本で重くなった袋を抱えて一旦ホテルに戻ったら、ポルトでのディナーに出発です!
by nawow_flamenca
| 2008-05-07 03:37
| 旅 from 星加坡