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'06-'09 シンガポール駐在 → 転勤 → '09年5月からバンコクで暮らしてます


by nawow_flamenca
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由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club

創立182年(!)という伝統あるヨットクラブRepublic of Singapore Yacht Club

ウエストにあるこのヨットクラブ、その昔シンガポールが英国領だったころは
 
Royal Singapore Yocht Club という名前だったそう。

もちろんシンガポールで最古、世界でも6番目(!)に古い歴史を持つヨットクラブです。

敷地内にはホテル、ジム、レストラン、バー、プールなどあらゆるクラブハウス施設が揃ってまして、

今回はここのレストランで開かれるワインティスティングイベントに誘ってもらったのです。

前菜からデザートまで、お料理一皿にそれぞれマッチしたワインがサーブされるっていうんです。

私、そーいうの大好き!面白そうだ、行ってみよう!

タクシーでひたすら西を目指すと着きました。

港なんでね、まわりは殺伐とした雰囲気のエリアです。

駐車場の脇がドライのヨットハーバーになっていてなかなか雰囲気があるのですが、肝心の海は

日が高いうちは例によってタンカー祭りのためあまりにもアンチフォトジェニックなもので

暗くなったら写真を撮ろう・・・・と思っていたのにすっかり忘れてしまい、外観の写真がないっすorz

2FのレストランThe Bridgeへ向かうと、イベントのためかかなりの人出で大賑わいなのです。

案内されたテーブル上のメニューには"Fusion Dinner Groumet" というタイトル。

イヤーな予感。

残念ながらこの予感、半分くらい当たってしまいました。w

いやね、会員制の由緒ある(多分)クラブなだけに、利用客の雰囲気はかなりいいんです。

白いランニング姿のオヤジとかいないし。トイレもめちゃキレイ。

スタッフも適度にフレンドリーで感じはすごくいいんですが・・・

まず、事前に案内のあった開始時間(19時)を過ぎても始まらない。これはまあ珍しくないんだが。

じゃあディナーが始まるまで泡でも飲んで待ってましょう、とシャンパンをオーダーしようとしたら

グラスシャンパンはないって。

えーメインダイニングなのにーと思いつつもまあ飲めちゃうからいいか(オイ)、とボトルでオーダー。

ブーブ・クリコのイエロー。

するとしばらくして戻ってきたウエイター君、

「冷やすのに10分下さい」

って^_^;

冷えてないシャンパン置いとくな~!!!www

10数分後、イマイチ冷えてないシャンパンをすすりながら待っていると19時半ごろおもむろにディナースタート。

<前菜>
由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club_b0086476_0105499.jpg

正確には忘れたけど 帆立と海老のカシミール風、みたいな名前の一皿。
マンゴーが入っててソースがカレーパウダーなのがインド風なのかな?まあ、可もなく不可もなく。

ワイン・・・Ch. Recouge Blanc 2004
柑橘系の香りメインのドライなワイン。おそらくSB。お料理に合わなくもないが、これまた冷えが甘い!

<スープ>
由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club_b0086476_0161499.jpg

                         シーフードスープ siam風

これビミョー!!!
siam(タイ)風って言ってもトムヤム味ではなく、トマト味なんですよ。
マッスル、イカ、海老はいいとして白い丸いのはローカル度満点のフィッシュボール(笑)。
どこがタイ風かというと、レモングラスのスライスが浮かんでるから。トマトといまいち合わんのよ

ワイン・・・Santa Helena Selection Reserva Chardonnay 2006
チリのシャルドネ。1番目の白ワインよりも南な味わい。柑橘系というよりトロピカルフルーツ。樽樽してる。

スープにワインってチャレンジャーすぎやしませんか?w
このボリューミィさだとトマトとシーフードとレモングラスが合ってしまうんでしょうか?
未熟な私は自分達で飲んでいたシャンパンの方がましだったかな、と。ほんと泡って万能選手☆

由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club_b0086476_0331834.jpg

                   ポークのカマンベール乗せ焼き いちじく添え
決して悪くはありませんが・・・おうちごはんでも真似できそうですね☆

ワイン・・・Santa Helena Selection Reserva Cabernet Sauvignon 2006
塵壁。チリのカベルネ。舌がきゅっとなるようなタンニン!まだ若いなー。

チーズポークよりも肉塊を焼くBBQとかに合いそうよ。

このあたりから、料理とワインの出されるタイミングが合わなくなってきまして。

料理配膳マン(おそらく今日だけのバイト)とワイン注ぎマン(常勤ウエイターか?)の人数のバランス

が悪く、料理が終わりそうなのにワインが来ない、という事態があちこちのテーブルで頻発。

んもー料理とワインの素敵で意外なマリアージュ!なんてこともどうやらこの先もなさそうなので、

私達はもうワインとか料理とか順番とか気にせずに食べて飲む

ことに方針変換(笑) 泡頼んでおいて大正解☆

こんな感じでグラスが乱立↓
由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club_b0086476_048103.jpg

                    これはどのワインだったかなー

由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club_b0086476_0484783.jpg

ラム。上に乗っかってるパンみたいのはパイ生地です。
ソースがなんとチョコレートソース!激甘ではないものの、ちょっとしつこいかな。
これってコクとかの範囲なんでしょうか。なんだか自分の味覚に自信がなくなってきた・・・

ワイン・・・Delicato Family Vinyards Shiraz 2004
あ、これは今日いちばん料理とマッチしたワインでした。
ブラックベリーのような濃厚な果実味が"コク"のあるソース&柔らかラムと好相性♪

由緒あるヨットクラブ Republic of Singapore Yacht Club_b0086476_0521015.jpg

                      シャーベットとミルフィーユ

ワイン・・・Varichon & Clerc Cuvee Chardonnay Brut NV
デザートにはやはり泡ですね。でもヴークリを1本空けてしまった後なので、あまり印象に残ってません・・・

感想。
やっぱりFusionってのはくせものだな。なかなか大成功ってのは難しいよね。

やっぱりシンガではワインといえばチリやオーストラリアがとっつきやすいんだな。

お料理とワインのインパクトはイマイチだったものの、マネージャー始めスタッフの態度は◎だし

クラブハウスから見る夜の海はタンカーとかヨットとかの灯りが本当にキレイだったので

夜にお酒を飲む、というシチュエーションならまた来たいかも♪

The Bridge
Republic of Singapore Yacht Club
52 West Coast Ferry Road
Singapore 126887
Tel: 6768 9443

Position (WGS 84) Lat 01° 17.6'N Long 103° 45.7'E
by nawow_flamenca | 2008-05-24 01:24 | 食@星加坡